4. ネット生保でのご加入にデメリットがある方
<必要な保険金額を満たせない方>
ネット生保は対面での販売をしないことで、多くのコストカットができるメリットがあります。が、反面デメリットがある事も事実です。保険業界では「モラルリスク」と呼ばれるリスクがあります。健康状態や告知事項などに「嘘をついて加入する人がいないかどうか?」や最悪のケースは「保険金目当ての殺人」などを指します。
モラルリスクとは、保険金目当てに保険制度を悪用する一部の人を排除しなければならないリスクのことを言います。対面で販売している保険会社の場合、一度はご本人とお会いしてますので、その時の状況や加入希望者の様子で事前に「何かおかしい」と察知することができますが、ネット生保ではそれができません。そのため対面販売の場合よりも引受基準が厳しくなり、「高額な保険に加入できない」というデメリットがあるのです。
ご家族の世帯収入や立場など、状況によって適切な保険金額があります。ネット生保ではこの必要保険金額を満たすことができない方々が出てきてしまいます。このような方々は残念ながら複数の保険会社に必要保障額を分けて加入するか、既存の対面で販売している生命保険会社から加入する以外に方法はありません。
また現在、ネット生保が扱う保険商品は2社合わせて5種類、定期保険・収入保障保険・定期医療保険・終身医療保険・就業不能保険しかありません。ですので、様々な特約をお望みの方、豊富な保険商品から選択したい方には「ネット生保は向いていない」と言わざるを得ません。また、ここは勝手な想像ですが、保険商品の種類も対面販売の既存生命保険会社と比べて、豊富と言えるほど増やすことはできないと考えています。
同じく、ネクスティア生命保険、ライフネット生命保険には、養老保険、終身保険、個人年金保険等の積立型の生命保険がありません。積立や資産運用など、運用重視の保険の場合には保険契約に関するリスクの説明等を十分に行わなければならないため、ネット生保には不向きな保険商品であると言えます。
「ネット生保の保険料が安い!」ヒミツをご説明してきましたが、生命保険契約の設計内容により50歳代以上の男性の場合、ネット生保よりも安くなる場合がある生命保険があります。ネット生保と同時にぜひ保険料比較をしてみてください。
参考ページ : 50歳以上の男性にぜひ、比較してほしい定期保険
ネット生保への加入は自分で決断しなければならない
通常の対面販売の保険に加入する場合、専門的知識が豊富な保険セールスに、知らないことを教えてもらったり、アドバイスをもらいながら自分にぴったりな保険商品に出会えるように導いてくれます。ですので、知識の無い方でも間違いの無い保険商品選びができるのです。
ところが、ネット生保での加入の場合には、誰もアドバイスをしてもらえない状況で、契約をしなければなりません。事前に自分で納得のいくレベルまでインターネットや生命保険選びの専門書を見ながら基本知識を身につけなければ最終決断することが難しいですよね。ですので、誰かに後押ししてもらえないと不安な方、なかなか決断できない方など、自分で決めきれない人には「ネット生保は不向きな保険会社」といえます。
「高額な海外旅行」には添乗員が付いて翌日のオプショナルツアーの予約をしてくれたり要望を聞いてくれますが、「格安旅行」の場合は、行く地域が限定され行動力のある方が事前に自分で調べて自分で予約しなければならない事に似ていますね。
- ネット生保は私に向いていない!と思ったら
- 保険選びのお勉強「保険比較ライフィ」
ネット生保で法人契約をご希望の方
ネット生保は保険会社や保険代理店職員がお客様と対面することなく、すなわち本人であることの確認をすることもなくインターネットで契約するため、契約者と被保険者が同一であることが契約条件となっています。そのため、残念ながら現在、ネット生保の商品は法人契約ができません。法人専用の法人保険をご検討ください。企業の財務体質の強化につながる法人保険についてはこちらでご案内しています。
- 中小企業の財務体質の強化企業財務.jp
もうしばらくすると法人契約が可能なネット生保が誕生するかもしれません。前項で「本人確認」に関して記述しましたが、ネットで申込みをした後、会社定款・免許証のコピーの郵送などで、「代表者本人であれば申込みOK」という保険会社も将来登場することでしょう。
